※現在【MRワクチン】の在庫が少なく、当院で実施可能な予防接種は【子宮頸がんワクチン】のみです。  
 ワクチン接種希望の方は、お電話でご予約願います。

当院で受けられる主な予防接種

予防接種

※予防接種を希望される方は、事前にWEB予約にてご予約し、事前問診票に記入して予約日時にお越しください。予約日時の都合が悪くなった場合は、予約の変更をお願いします。ワクチン準備の関係でキャンセルはご遠慮ください。

子宮頸がんワクチン

当院のHPVワクチンはシルガードⓇ9(9価)をご用意しております。シルガードは子宮頸がんの発生原因であるヒトパピローマウイルス感染のうち7種類と広範囲に効果があるため、子宮頸がんの原因の80-90%を防ぎます。

15歳(高校1年生)までの方の接種間隔と費用

小学6年生から高校1年生の女子に対して、現在公費で定期接種が行われています。
接種は合計2回で、1回目の接種から6か月後に2回目を接種します。詳しい対象年齢は刈谷市HPをご覧ください。

https://www.city.kariya.lg.jp/kurashi/kenkoiryo/yobosessyu/1015044.html

それ以降に接種希望の方の接種間隔と費用

シルガードは45歳までの女性に接種適応があり、その場合は自費診療で1回あたり33,000円(診察、注射手技料込)になります。当院は刈谷市の指定医療機関で、公費助成があります。希望者には予診票が送付されますので、詳しくは刈谷市HPをご覧ください。接種間隔は2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種(合計3回)です。

子宮頸がんワクチン

(厚生労働省HPより)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/leaflet.html

子宮頸がんワクチンとは

子宮頸がんは多くの女性にとって人生を左右する深刻な病気ですが、幸いにもその発症確率を減らす方法があります。それが子宮頸がんワクチンです。このワクチンは、子宮頸がんの主要な原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)に対する予防接種で、将来的ながんリスクを大幅に減少させることができます。

ワクチンの種類と接種間隔

現在、複数の子宮頸がんワクチンが存在しますが、その中でも当院が採用している「シルガード」は、特に広範囲なHPVタイプ(6型・11型・16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型)に対する保護効果があると評価されています。

リスクと副作用

全てのワクチンには副作用の可能性がありますが、シルガードの一般的な副作用は、接種部位の痛み、腫れ、赤み、疲労感、頭痛などです。これらは通常、軽度で一時的なものです。まれですが重い症状(重いアレルギー反応や神経系の症状)が起こることもあります。シルガードでは副作用が重篤と判断された例は接種1万人あたり3人です(厚生労働省HPより)。

受けられる年齢は?

シルガードは、9歳から45歳までの女性に推奨されています。最も効果的なのは、HPVに感染する前、つまり性的活動を開始する前に接種することですが、それ以降も接種のメリットはあります。

キャッチアップ接種について

「キャッチアップ接種」とは、推奨開始年齢を過ぎてからワクチン接種を開始することを意味します。シルガードは、以前にHPVワクチンを受けていない方でも、45歳までの女性なら接種することができます。遅れてしまったからといって諦める必要はありません。

MRワクチン(風しん+麻しん)

MRワクチンは、風しんと麻しんの両方を予防する効果があるワクチンです。

妊娠初期の妊婦さんが風しんに感染してしまうと、胎児にも感染してしまい、誕生した赤ちゃんが先天性風しん症候群という障害を持ってしまう可能性があります。具体的には、白内障や難聴、先天性心疾患などのリスクが高くなるので、事前のワクチン接種を強くお勧めいたします。

妊娠を希望する女性とその夫(事実婚含む)に対して、費用の助成があります。出産経験のない女性とその夫に対しては愛知県の助成制度

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kansen-taisaku/0000070318.html)があります。

自治体からの助成もありますので、住んでいる地域の保健センターHPをご確認ください。

(参考:刈谷市HP)

https://www.city.kariya.lg.jp/kurashi/kenkoiryo/yobosessyu/1003398.html

ワクチンを接種する前に、風しんの抗体価を調べることもできますので、特に妊娠を考えてみえる方は早めに検査を受けてください。MRワクチン接種後は2か月間の避妊が必要となります。